h21.5.2 三ノ塔尾根から表尾根、塔ノ岳4、丹沢山2
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 いよいよ楽しみにしていたGW!
 1日の金曜は早めに職場を出て、SHOP99に寄り、ザックに2日分の食糧などを詰め、準備OK!後は早めに寝るはずだったのだが、つい世界卓球を見始めてしまい、(詳しくは→卓球王国)つい、マツケンの試合を最後まで見てしまった。結局23時にベッドへ・・・あ、普段と変わらないじゃん!

 それでも翌朝は3:30起床。今回も『行ってきます』のカキコをして、5:08国分寺に間に合うように4:50に自宅を出発。






 5分程歩いた所でふと足元を見て、思い出した。
 あ、スパッツ忘れた (実話です。ネタじゃありません)

 大急ぎで自宅へ戻り、山道具の中からスパッツを取りだした。3月に表尾根から塔、そしてバカ尾根を降りてウェアの裾が泥だらけになったのを覚えていて、今回はこれが必要だと思い出した訳だ。そういえばこれを使うのは2月の菜畑山以来だから前日は忘れていたんだよね。

 次に南武線と連絡するのは国分寺5:29だと覚えていたので、まあ良い。今回は渋沢から大倉行きのバスに乗るだけだから少々遅れたって大丈夫だ。

 渋沢駅には7:00に到着。急いでバスへ向かうと既に座席は埋まっており、ほぼ満員の状態で出発。秦野からヤビツへのバスは混むだろうと予想して、今回はこの大倉行きを選択したが、GWの初日ならこの混雑も仕方ないかな。

7:16 大倉バス停
歩き出す前にやることが幾つかあった。
まずはこいつを冷やすこと。昨夏以来久々に活躍してもらおう。
そして、日焼け止め、(百均)、登山届けの提出をして準備OK!
7:33 風の吊り橋
今回はブルーガイドハイカー 丹沢・箱根(以降と表記)のコピーをポケットに入れており、それに載っていた『三ノ塔尾根とヤビツ峠』を参考にした。

バス停の混雑がウソのようにこの吊り橋を渡るのは私一人。しめしめ、スタートは静かな山歩きが出来そうだ。(とこの時点では、ほくそ笑んでいた)
ジョギング(トレーニング?)の学生さん?数人と挨拶を交わしながら、5分程で山岳スポーツセンターへ

吊り橋を振り返る
に従い、この前の車道を左へ。しばらくは薄暗い林道を進む
7:51 分岐を右折 ここの表示には『三ノ塔・牛首経由4.7km』とあった。ここからは舗装道の登り。いきなりキツイ。そして暑い!!
数分で登山口へ到着。
ここでスポドリをちょびっと飲み、スパッツを履き、クマ鈴をセット。勿論ストックを出していよいよ山歩きだ!
8:05 登山開始
植林の中のゆるやかな登り
8:23 鉄塔を通過

イイ感じの雑木林を歩く。この道を選んで良かった〜(とこの時点では、ほくそ笑んでいた)
ガサ

え、何?この日もイヤホンでラジオを聞いていたが、足元の音には驚いた。結構太い蛇が草むらへ入るところだった。これって毒蛇?ゾゾ〜

5.5追記・ヤマガカシ、毒があるそうです。Kさんが教えてくれました。
8:56 林道へ を見てそろそろだなと分かっていたが、道が下りに変わると林道が見えてきた。
そこには大きな犬が!すぐ傍に飼い主がいて、急いでリードを付けた。あ〜猟犬じゃなくて良かった
『三ノ塔 2.4km』ようやく半分か・・・
9:04 始めはに『だらだらとした登り』とある通りこの程度の傾斜

@木々に囲まれて殆ど見通しが無いが、わずかに見えた
A9:30 鹿柵沿いの道
9:43 段々斜度が増してきた。
まあ、登らないと標高1204mの三ノ塔には行けないけどね。

これまでは殆どみつけられなかったが、ようやくスミレを見ることが出来、少し和んだ。
10:08 丹沢らしい登りが続く
情けないが、この辺で「あ〜、やっぱりヤビツから表尾根にすりゃ〜良かった〜」と音をあげていた。出発前に3月のレポを見直していたが、ヤビツを出発したのが8:30頃で、三ノ塔到着が10:07。このコースはその時よりも1時間早く歩き出したのに、まだ三ノ塔に辿り着いていないのだからね。
10:27 『三ノ塔尾根7』
いやった〜苦労が報われた瞬間だ(単純)
私の直後に登り着いてきた年配の方と話が出来た。互いに「この道はキツイですね〜」と意見が一致した。
ほんの数分で表尾根に合流
10:38 三ノ塔(1204m)
3月に来たばかりだったが、今回はその時のほぼ倍の時間かかったので感激も倍だ!そして、ここへ登ってくる人達は3月の数倍ではないだろうか。
@今日のランチ(Sさんのアドバイスを参考に京樽の海苔巻き。)これだけあるので、ここでは3つ。)
B三ノ塔なので指3本
←↓登り着いてすぐ 海苔巻きタイムの後↓
11:00 リスタート
足元に烏尾山荘。遠くに尊仏山荘?も見える。よ〜し!
お、ヤマザクラの花が残っていた。
3月に通った道だし、今度は雪がない。よって、気持ちにかなり余裕がある。この後アソコで渋滞するだろうなあ
アソコ(最初のクサリ場)
この頃、小学校低学年の女の子、そして保育園(幼稚園)の男の子と母親がこの集団の中にいた。男の子がぐずると、母は「ほら、そこにいると他の人に迷惑!!」とかなり厳しい口調で注意していた。
大丈夫かな〜、ちょっと心配・・・
クサリ場の先もこの通り
11:30 烏尾山
山荘付近は大混雑。ここは通過。

Aアセビ(5.5訂正 ”や”さんに教えてもらいました。)
山荘から100m程先でデジイチを出してパチリ

いよいよ、アノ行者ヶ岳が近付いてきたぞ〜、楽しみ〜
11:59 行者ヶ岳
1回目はビビリまくっていたが、今回は雪が無いので、随分気が楽だ。そして、前の人の降り方が参考になった。クサリを頼らずに降りればな〜んてことは無かった。
行者ヶ岳2つめのクサリ場。ここの方が落差がある。
5人程前のオバチャンは腰が引けてしまい、悲鳴をあげていた。側にいたベテランさんが「奥さん、腹ばいになって!岩側にお腹を向けるんだ!落ちついて!!」と大声でアドバイスしていた。
前回のレポではここをセンセーショナルに書いたが実はど〜ってことないんだね。
12:22 政次郎の頭への登り

側にいた若者カップルが「これは人工的だね〜」と話していた。その通りだね、でも、そのお陰で楽しめるんだけどね。

三ノ塔で休んでから2時間。そして、このイイ天気による暑さ。大分へばってきた・・・
登り着いた所で一休み。海苔巻きを3個とパンを食べた。大分落ちついた。
ここは前回見つけたお気に入りのポイントなのだ。デジイチを出してパチリ。
大山 三ノ塔・手前に行者ヶ岳 クサリ場をズーム。
12:45 書策小屋へ向けて出発
この付近は木陰が無く、キツイ。休んだばかりなのだが・・・
へばっていると、幼児の声。あ、さっきのクサリ場の親子だ。追いつかれたか〜、負けてられないぞ〜。
12:54 書策小屋
@次は新大日だ!あれ、鯉のぼりが見える。
A足元にはトカゲ(イモリ?)の共食い?すぐに離れてしまったが
13:16 新大日
ここの小屋の前でも多くの人が休憩中
ここは通過。塔ノ岳まで一気に行くぞ〜
木ノ又小屋を通過。

ああ、イイ感じの道だなぁ

塔ノ岳まであと少しだぁ・・・
もう無理ぃ〜
←木陰を見つけてへたり込んだ。塔まであと少しなのは分かっていたが、これ以上足が動かなかった・・・

ああ、またさっきの親子に抜かれたぁ・・・

よし、とっておきを使おう。ガンバレ自分!
13:47 麓の街も見えている。
ここを通り過ぎるとあと少しなのだ。ガンバレ自分!
よぉし、見えてきた〜
14:10 塔ノ岳(1491m)
ここに来るのは4回目(1回目2回目3回目)だが、来る度に自分でハードルを上げている気がする。お陰で達成感も上がっているのだけどね。もっとも、今回はヘトヘト過ぎで「やったぁ」という気持ちにならなかった。
記念写真からも疲労感が伝わるでしょ。。。
この時間は太陽が真上にあり、富士もこのようにしか見えない 向こうに見えるのは檜洞丸。明日はあそこまで行くのだ。 左・蛭ヶ岳、右・不動の峰
これでチェックした。分かり易〜い!
ベンチで最後の海苔巻きを平らげ、スポドリも飲みきった。安直だが、ようやく元気が出た。
尊仏山荘に寄り、水を買った。500円!うわちゃ〜、高!でも、これが山の値段だよな。
14:30 丹沢山に向けて出発
塔ノ岳から先は人がずっと減り、のんびり歩くことが出来た。といっても出会う人は何人か居る。やはりGWだなあ。
14:51 日高
前回はこうだったよな〜
道の脇にはバイケイソウ。これぞ丹沢だね!
前回の雪景色とは違うが、もうすぐアソコに着くことは予想できた。
15:18 竜ヶ馬場
女性4人が休んでいた。
「こんちわ〜」と挨拶は出来ても
「今日はみやま山荘ですよね。僕と一緒だ」
とのど元まで出かかった言葉を呑み込む小心者の私・・・
3個目のソイジョイをパクリ。尊仏山荘で買った水を飲み、風景を撮りながらのんびり・・・
丹沢三峰 大山 三ノ塔 塔ノ岳、尊仏山荘
撮影はもうイイか。ベンチに横になり、ボーッとしていると・・・

あ、誰も居ない!

そりゃそ〜だ。まあ、これから歩き出せばみやま山荘には16:00頃着くだろう。15:35 リスタート
丹沢山までは小さなアップダウンがあるんだよな。
よ〜し、あと一息だぁ
 パカパカを聴きながら多分にやけて歩いていたとき、向こう側から降りてきた人がこちらを覗き込んだ。
「あれ〜、のぞむさんじゃない」

あ〜、ダマチョさん!(HP)

N「ホントに神出鬼没ですね〜この間は雁腹だったじゃないですか〜」

D「いや〜、今日はね○○から登って○○を狙ったんだけど駄目だった。もう車へ戻るよ。のぞむさんはどうするの?」

N「みやま山荘に泊まります」

D「さっき聞いたけど、今日はとても混んでいて、布団一枚に二人だってさ〜」

N「げげ、そうですか〜。でも、GWだから仕方ないですね。イイですよ〜それもレポのネタですから」

N「せっかくですから、今回記念撮影しましょう。」とミニ三脚をセット!

D「じゃあ、今回もこのポーズで!」
N「では、また〜、掲示板でやり取りしましょう」

ダマチョさんと別れてから急ぎ足でみやま山荘(HP)を目指した。
16:03 丹沢山(1567m)
山荘前の広場ではベンチを囲んで、談笑する人、寝ころぶ人・・・7,8人が寛いでいた。
『日本百名山』の山名標と記念撮影!
受付で顔を見せると、「あら○○さん(私の姓名)」と小屋番見習いさんが声をかけてくれた。嬉しいなあ。一度来ただけなのにちゃんと覚えてくれていた。2食付きで7000円。
「ご免なさい。今日は混んでいるので、お二人で一つの布団なんですよ。」
「ええ、もう聞いていました。」
「A5の布団のA6側を使って下さい。」
←昨年撮影・A5は画像の右端位

2階は大混雑。ザックを整理していると、一緒の布団になると言う年配の男性がやってきた。(翌朝名前を聞くとYさん、今年60歳だそうだ。)「ここには何度も来ているけど、2人で寝るのはお正月以来だ」とのこと。
Yさんは17:30の食事、この日の食事は4回に分けて呼ばれたようだ。左上の紙に書いてあるように、私は18:00で3回目だった。
いよいよ、お楽しみの食事。前回も豪華だったが、今回もこの通り!
マイウ〜!!
右端に写っているのが、小屋番見習い(石井ゆきえ)さん。
ところで、オーナーと同じ石井さんなんだけど、奥様じゃないの???
 ペットボトルの水(300円、良心的!!)を3本買い、900mlは粉ポカリ用、残りは翌日のカップ麺用に分けた。よ〜し、翌朝の準備もバッチリだ。

 20時過ぎには殆どの人が布団へ。

 さすがに2人で一つの布団ではなかなか熟睡出来なかった。ヘトヘトだったし、翌日はロングコースなので、何とか寝ようと試みたが、上手く行かない。寝返りをうつと両隣の人とぶつかってしまうのだ。私は多分寝相が良くない・・・

 多分23時頃、イイ作戦を思いついた。そう、両隣とぶつからない為には頭の位置をずらせばいいのだ。彼らの腰の位置ぐらいに頭が来るように移動した。勿論、私の足は布団からはみ出てしまうが、部屋の中は暖房が効いており、暑い位だったので、問題なかった。それからはどうにか休むことが出来た。

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