h20.3.15 扇山5、権現山
前の富士は3.1 サムネイルをクリックすると大きくなります。

 最近は丹沢に行くことが多かった。では、今回は久々に中央線沿線の山だ!
 
 よし、権現山にしよう!金森さんsanpoさんのレポを見て気になっていたのだ。2人とも数回登っていて、なかなか展望も良く、歩き甲斐のあるコースのようだ。また、お気に入りの『山梨県の山(→これ以降、抜粋には赤字で表示)には「百蔵山、扇山、そして権現山を俗に北都留三山とよぶ。中でもその山体の大きさから権現山を盟主とするのに異論はあるまい」とあるのだ。

 さて、どうやって歩こうか・・・うーん、浅川スタートだと歩き出しが8:50か〜、他の登り口はどうかな。富士急のHPを見てもよく分からず、上野原営業所(0554-63-1260)に電話をかけて直接調べたが、初戸用竹へのバスもやはり7時台の発車は無いそうだ。

 もっと早く歩き出したいんだよね〜。朝の光線のイイ内に上に行けば富士も見えるかも知れないからね。

 では、鳥沢駅から扇山を越えてやれ!このロングコースなら思う存分歩けるぞ!先々週の大山で感じた歩き足りない感は無いだろう。

 (ネットで見つけたコースを参考にしました。許可を得てからリンクを貼ります。)

 当日の4時起床までは予定通りだったが、出発に手間取り、自宅からはかなりの早歩きを強いられた。国分寺5:29の下り電車には階段を駆け下りてセーフ。出だしから随分慌ただしかったが、終点の高尾まではのんびり寝ていくことが出来た。

 5:55高尾に到着。「大月行きは6時○分の発車です。」このアナウンスを寝ぼけた頭で聞いていたのが良くなかった。

 高尾駅のトイレには階段を上り下りして行かねばならないが、まあ楽勝で間に合うだろうとのんびり用を足し、再び下りホームに戻ろうとすると


 あ、行っちゃった


 そうか、6:01だったのか。良く聞こえなかったんだよね。

 何たることだ。せっかく国分寺で駆け込んでまで乗ったのに〜

 まあ仕方ない。これもレポに書こう。

 次の6:14松本行きで行けばいいさ。鳥沢から歩くだけだから、バスを待つわけではないしね。

 などと考えているとき・・・




 「あ〜のぞむさん」


 げげ、その声は


 かずさん(悠遊趣味)だ!


 丁度高尾駅で待ち合わせをしている最中だったそうだ。しかも待ち合わせの相手が1時間遅刻とのこと。

 「高尾駅で待っていても仕方ないから一緒に乗っていくよ。

 かずさんは大月まで乗ってから高尾に引き返すとのこと、相変わらずの行動力だよね。勿論彼は権現山には登っており、色々と情報を教えてくれた。彼と喋っているうちにあっという間に鳥沢駅へ(6:45)

「じゃあね〜、また一緒に登ろうね〜」

レポのネタが増えた。かずさんのレポも楽しみになったね。

6:48
ここから歩き出すのはh18.2以来だ。あの時は友人のユモ氏と2人で登り、君恋温泉でビールだったな。
@扇山は雲の中。A空は晴れてるんだけどね・・・
7:41 梨ノ木平
あ、舗装道をショートカットできる道は何処だっけ・・・
ユモ氏と登った時はすぐ見つかった道を発見できず、全て舗装道を使って梨ノ木平へ到着してしまった。何だか損した気分。
@数秒だけ富士が見えた!
Aこれから行く道。(勿論エアリアは持っていたけどね。)
7:45頃 (登り始めてすぐ)



ハンターさん登場
先月の矢倉岳のようにポーズをとってもらう余裕はなかった。なにしろ、仕事中だったのだ。トランシーバーで仲間と連絡を取り合っていた。(なので背中をパチリ)
「何か出たんですか?」
イノシシだよ。ほら、(左画像の)爪痕が分かるかい」
さらに、「ラジオで音を出しながら歩け。クマもでるから注意するんだぞ。この辺は雪があまり降らないから冬眠しないんだ。
ぞぞー!イヤホンで聴いていた携帯ラジオをスピーカーに変え、ボリュームを最大にして進んだ。
←ちょっとキツイ位の傾斜で快適な登りだが、気温が高く暑い!

8:10 山ノ神の祠のすぐ下で顔を洗い、頭に水をかけて冷やした。キモチイイ〜
8:30 ベンチ
ここからは大久保山の斜面を前景にイイ感じの富士を見ることが出来るんだけどね。
今日はこの通り。
あと少しなのだ!杉林の中を登る。

@ガスってる A大久保山のコル
9:00 扇山頂上 (1137.8m)
@頂上には誰も居なかったので、@セルフタイマーで記念撮影。え、足がヘンだって?
A富士の方角はこの通り。ここからの富士は3連敗
B花粉症対策のゴーグルと綿棒で鼻に塗る薬を使ってみた。お見苦しいところをお見せしてご免なさい。
9:17 権現山へ出発

結構寒いのでテルモスのカフェオレを飲んで粘ったが、相変わらず何も見えない。諦めて出発!
@いきなりの急坂!しかも足下がグチャグチャで踏ん張りが効かないぞ!Aガスって視界は悪いが、所々に点けられたテープを頼りに進んだ。B今度は緩やかに登る。
9:48 やっと最初の道標。ここはマイナールートだから扇山や百蔵山より道標が少ないのかな・・・

道標から数分下って↓に出たとき
あれ、テープは何処?

数分間テープを探してうろうろした。見当を付けて下ってみたが見つからない・・・
10:00
丁度その時、全く違う方向ピンクのザックを背負ったオバチャンハイカーを発見!

大急ぎで駆け寄り「お早うございます!いや〜道が分からなかったんで、助かりました!」
変なトコ歩いてると思ったのよ。下から登ってくると分かりやすいのにね。この道を進んでいくと浅川峠はもうすぐよ」
「有り難うございます!」

その後はジグザグに付けられた快適な道を下った。なるほど分かりやすいね。
10:14 浅川峠 (867m)



扇山からのコースタイムは40分だったのだが、1時間近くかかってしまった。
今まではガイドブック無しだったが、ここからはに載っている標準コースだ。
@この先では何処がやっと権現山(多分)を見ることが出来た。には「長い壁のような山体」とあるが、なる程だね。
A西側の山々・何が見えているのかよくわからなかったが
10:25
←始めは薄暗い林の中の緩やかな登り

には「桧の植林」とあるけど、私には木々の区別がつかない。その後は「気持ちの良い自然林の尾根」へ
10:47




傾斜が増すと蛇行して付けられた道は道は登りやすい
にはあるのだが、そんな余裕は無かったんだよね。何しろ鳥沢駅を出てからもう4時間。さすがに疲れてきた。
11:00頃 ↓で一休み・結構気に入っているのだ。
11:15 広場?
広場を越えると、直登の急坂が最後にやってきた!いや〜これでもか!って感じだった。一歩一歩踏み出す足の重いこと・・・
ホント、キツカッタ〜
11:30 麻生山との分岐
分岐を右に曲がるとどうやら目標が見えた!
11:40 権現山頂上 (1311.9m)
頂上にはオバチャングループ3人とソロの(多分私より若い)男性。

鳥沢駅からの標高差は1000m以上、累積標高差はもっとあるだろう。そして、休憩を除いても5時間弱かかった訳だ。いや〜達成感あるな〜

オバチャン達にルートを聞くと、バスで浅川からとのこと。
こちらが鳥沢から登ってきたことを話すと
「スゴ〜イ」
ちょっと鼻高々だった。(我ながらちいせーな〜)
早速レジャーシートを敷き、ランチタイム!ソロの彼にお約束の1枚をお願いした。
「どこが見えているかわかりますか」
こちらは軽い気持ちで尋ねたのだが、彼はわざわざ地図を出し、色々と考えてくれた。律儀な人だ。
彼は用竹から登り、鋸尾根を下るそうだ。「この尾根を東から西にずーっと歩きます」とのこと。なるほど、そういうコース取りもあるのか。さらに「用竹への道は緩やかですよ。2時間15分位で着きますよ」とのこと。

その後、年配の夫婦が上がってきて、頂上はさらに賑やかになった。「あの山が○○ですね・・・」と山座同定に楽しそうだ。私もその輪の中に入れてもらった。

サムネイルをクリックすると大きくなります。
奥多摩、奥秩父
三頭山がデカイ!
雲取をアップで
数秒だが、富士が見えた! アップで
下山口の用竹でのバス時刻は15:10だ。そろそろ降りることにしよう。も同じだそうだ。「またバス停で一緒になりますね。お先に」と挨拶して下山開始。(12:47)




いきなりの急坂!

しかも足下がグチャグチャ!

ベチャ (幼稚な擬音だなあ) やっちまったか〜

(左画像の)山名の由来となった和見王勢籠(おおむれ)権現をパチリ
『おおむれ』とは古代朝鮮語で大きな山を現すという。にはこのような蘊蓄も書かれていた。
12:55
お、雪だ!
この道を数m進んでみたが、行き止まり。引き返して画像の右側にあった乾いた道へ進んだ。

その後、ほんの少しだが凍った道もあった。
13:09 ベンチ
左側は奥多摩の眺めが良かった。もっとも先程頂上に着いた頃よりはコンディションは悪くなってしまったが
13:24 雨降山
ココには@電波塔が3つあった。その為木々が伐採されており、ひょっとしてと思い、富士の方角を見るがやはり駄目。手前にA扇山が見える位だった。
先程のが追いついてきた。奥さんは知り合い?と電話中。私もと試してみるが、圏外のまま。docomoかauは通じるのかな?
softbankガンバレ!
←13:40 その後は緩やかな道を延々歩く。には「長い尾根だが、その分なだらかで、これだけ心地よく歩ける尾根道はそうない」とある。
でも、この道は変化が無く、退屈だった。花の咲く季節や紅葉の頃なら感じ方は違ったのかな・・・
単調な道に飽きて、テルモスのカフェオレで一息ついているときに抜かれた。結構彼らは早いぞ・・・
14:23 芦垣・大倉への分岐
今度はを追い抜いた。
@やっと町(集落)が見えた!
と思ったが、
Aまだまだ単調なユルイ下りが続く。
14:27
14:38 墓村・今野への分岐

奥さんに同感だ。丹沢のように「○○まで○km」という表示があると良いのになあ。
今度はハラが減ってきた。残しておいたパンを食べてエネルギーを補充!ここで再びが追いついてきた。旦那さんは「バスに間に合わないかも知れないな」とつぶやいていた。奥さんは「距離を書いておいて欲しいわね」
はスゴイ速さで降りていき、あっという間に見えなくなった。

ここからはジグザグに付けられた結構傾斜のきつい下りだ。
15:07 舗装道
舗装道に出てからも「用竹バス停→」の表示はいくつかあり、迷うことは無かった。
とにかく急いでみたが、15:10を過ぎてしまった。
(撮っている時間があったら急げって)
15:11
あ〜あ、間に合わなかったか・・・












バスが見えた


ダッ〜シュ

火事場の馬鹿力ってヤツだろうか。とにかくバスに乗り込むことが出来た。(15:14

理由は分からないが、到着が数分遅れたってことだね。とにかくラッキーだったよ。

今日は朝からよく走る日だね。

15:35 上野原駅
2月から富士急バスも上野原地区でもパスモが使えるようになったそうだ。これは便利!(用竹からは420円

バスを降りるところでの奥さんが話しかけてきた。
「中々来ないから心配したのよ」
「いや〜、後どれくらいかかるか分からなかったので、半分諦めてました。」
旦那さんは「俺たちも上で地元の人に聞いて走ったんだよ」とのこと。
次の中央線は東京直通だ。20分程あったので、トイレに寄ることが出来た。ラッキー!
ホームに戻り、ベンチに座っていたに話しかけ、山談義。
ここでも望の富士山の名刺を渡し、宣伝してしまった。見てくれてますか?

自宅には17時到着。早い時間に帰れたので、ウエアを洗濯して干す(部屋干しね)ところまで明るい時間に出来た。

富士は梨ノ木平と権現山でそれぞれ数分間(数秒間?)見えただけだったが、天気も良く思う存分歩けた充実の山行だった。権現山は他のルートを試して違う季節に再チャレンジしてみたい。ここはもっと眺めのイイ山のハズなのだ。また、百蔵も含めて北都留3山縦走もいいかな。(マゾ?)

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☆花粉の季節が早く終わらないかな〜 

私の花粉症は軽い方だと思っていたのですが、今年は昨年の3倍とのこと。さすがに、症状が出てしまいました。普段外出の際にはマスクをしています。

試してみたこともありますがマスクをしての登山は息苦しいですよね。

上記の画像に載せましたが、塗り薬は効果が1,2時間しか持ちしませんでした。まあ逆に言えば、それくらいの時間は平気だったのですが・・・でも、そもそも口を開けてしまえば花粉は入ってきますよね・・・

飲み薬は眠くなったりの副作用があるので、使いたくないのです。

また、ゴーグルもあっという間に曇ってしまい、何度も拭かないと邪魔で仕様がありませんでした。

レポを作っている今日。鼻もおかしいし、目にもキテいます。

このように花粉の季節の登山は試行錯誤の最中なのです。まあ、この時期は止めておくのが一番なのでしょうが・・・・

誰か良い方法をご存知の方、教えて下さい。

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