h19.2.25 石老山(セキロウザン)
前の富士は11日の浜石岳など   サムネイルをクリックすると大きくなります

 24日の土曜は快晴!!でも仕事・・・朝のテレビには江ノ島からの富士が憎たらしいくらいにキレイに映し出されていた・・・運良く翌日曜日も天気が良さそう。しかも「とても寒い」との天気予報、これは何処かに富士を見に行きたい。でも動けるのは日曜だけだし、車を使うのは止めよう・・・そう、帰りの渋滞やその日の内にHPに取り掛かるためにも日曜に動くなら時間の計算できる「電車での富士」が最近の行動パターンなのだ。
 さて、どこにしよう?奥多摩にしようか、いや奥多摩から富士を見ようとすると駅からのアクセスは大変だ。たぶん一番早いのは先月登った大岳山だろう。と言うわけで除外。うーんやはり中央線の沿線だろうか。でも、駅から直接登れて富士の見える山は大体制覇した(登山記録)。←何をエラソーニ!これらの山にまた行くなら花の季節が良いなあ・・・となかなか決めかねていた・・・すごく長い時間のようだが、これは帰りの京王線でのこと。こうやってボーッと考えるのが又楽しいんだよね。
 こういうときは私の愛読する中央沿線の山々をチェック!これは記述が詳しいのとカシミールによる展望図が載っており、富士がどう見えるのかをチェックするのに最適なのだ。石老山のページで「低山とは思えない展望が得られる」との記述。実は今まで気になっていたが、大室山に富士の裾野が隠されているので後回しになっていたのだが、まあいいか。良い機会なので行ってみよう。
 疲れているし、電車では日の出の時間にはどうせ間に合わない。いつも仕事に行っているのと同じくらいに起きて行ける頃に出発しよう。早速神奈川中央交通のサイトをチェック、よし7:34のバスなら、国分寺駅6:42に乗れば丁度良い!

相模湖駅のバス停


当日は予定通り相模湖には7:20に到着。まだ十分に時間がある。寒いし、まずはトイレと・・・ホームにあったトイレに入ろうとすると丁度自分と同じ電車だった部活の高校生らしき少年達が占領して、なかなか空かない。尿意をじっと耐える羽目になった。いやーこの数分がすごく長く感じた。「しゃべってねーで早く出せよ!」とは心の声。

さて、バス停はと・・・
あれ、7:34じゃないの?

この時点で理由は分からなかったが仕方ない。(オチは下に)次のバスまで待つことにした。30分弱の待ち時間が寒かったー
8:06 石老山入口バス停

石老山入口バス停まで7、8分で190円。あっという間の到着だ。
ここから舗装道を15分ほど歩いて登山口を目指す。
どれが石老山かな? この表示に従い右奥へ
8:20




相模湖病院をぐるっと回り込むと顕鏡寺への階段を発見。やっと舗装道が終わりだ。ここでフリースを脱ぎ、登山開始。
薄暗い樹林の中の登山道は寺への参道らしい?石の階段の連続!しかも急坂なんだなこれが。そして変わった形の岩の連続に思わず足を止めパチリ、案内表示(岩の名前やその由来が書かれていた)を読みながらのんびり、だけどふうふう言いながら登った。
8:43



登っているときはずいぶん長く感じたが、結局20分ほどで顕鏡寺に到着。ここでトイレ休憩。

ここから登ります!→
寺から上も奇岩の連続。中でもこの石の由来は笑えた
9:15 融合見晴展望台

八方岩で展望が開けたがイマイチだったので、すぐに上へ
そこから10分ほどで「融合見晴展望台」という長い名前の展望台へ。ベンチが置かれており、休憩に良さそうだ。ポットの熱いコーヒーとクリームパンでブレイクタイム。
ここからは相模湖が見下ろすことが出来、ガイドブックに載っている通りに桜の木が植えられている。花見の頃は賑わいそうだ。

9:52 石老山山頂 (693m)

ところでこの山頂標のすぐ右に藤野町十五名山の標柱も立てられていた。早速藤野町のサイトを調べてみたが記述がない。さてこれは何なの?ご存知の方はご掲示板に一報下さい
到着してすぐ撮影

上の展望台から小さなアップダウンがあり、ちょこっと踏ん張っただけで頂上へ到着。

頂上の様子
犬連れの先客が一人。記念写真を頼み、ハラも減ったのでカップ麺タイム!しばらくして県の自然保護団体?のグループが大きなビニール袋を手にして到着。どうやらゴミを拾ってハイキングコースをまわっているらしい。ご苦労様です!
さて食後は勿論撮影タイム!富士は勿論、丹沢(中)や道志、御坂(右)などの山々がズラリ!デジカメには写らなかったが南アルプスもわずかに見えていた。
10:45






次々に登山客が到着し、混雑してきた。もういいかなと下山開始。気持ちの良い下り坂(左)だ。丁度ラジオではお気に入りの安住紳一郎の日曜天国をやっており、ゲストの大竹まこととの掛け合いがあまりにおかしく、ついついスピードを上げ、下っていった。お、相模湖も見えているぞ(中)・・・・
あれ、何か違う!ポケットからエアリアを取り出すと・・・
道を間違えた
くそーせっかく下ったのに、振り返ってこの(右)ような坂を再び登った。

後から振り返れば津久井湖かな
11:20




11:15 再び頂上へ。牧馬の方向に下っていたようだ
さて、ここからは相模湖への道(上の道標では大明神展望台方面)だ。これが先程間違えた気持ちの良い道と違い、けっこうキツイ道だ。特にこの下り(左)はなかなかでしょ?その坂を見上げたところ(中)
12:00 大明神山
途中富士を見ながら、よく見れば南アルプスも見えていたりとなかなか展望の良い道を進んで、
丁度正午に大明神山に到着。ここでの展望はイマイチ
7,8分で大明神展望台に到着。
お、ここはなかなかいいぞ!富士は勿論、その右(西側)には霞んでいるが南アルプス!(中)勿論相模湖(右)もクリアーだ
ここで最後に残しておいた総菜パンを食べ、ポットの熱いお茶を飲んで一休み。
さあ、後は帰るだけだ!と軽い気持ちでスタート
ところが緩やかな道(左)は少しあるだけで、枯れた沢沿いの急坂(中、右)の連続だ!これは逆コースだと大変だな
12:57 林道に到着
13時少し前に林道に到着。少し歩いてバンガローの中を抜ける。
さて、この道を進めば相模湖ピクニックランド前のバス停だ。道なりに竹林や畑の中の舗装道を進むと・・・
13:13


渡し舟」の看板!ガイドブックにも載っており、気になっていたが、これを見てバスで帰るなんて勿体ない。
案内表示(左)に従って進むと・・・湖畔に出た(中)
黄色いドラム缶(右)を棒で叩くとガーンとなかなか派手な音がして、対岸から「はーい」との返事。ワクワクするぞ
数分でボート(左)が迎えに来てくれた。勿論私一人の貸し切りだ!キャンプ場のおっちゃん(中)と話をしながらのんびり10分くらいの気持ちの良い湖上散歩を楽しむことが出来た。今日登ってきた石老山と大明神山(右)え、そうです。おっちゃんが教えてくれました。
登山の後、船に乗るなんてなかなか出来ない体験だよね。これなら1000円払っても高くないよ。
13:50 相模湖駅
携帯で次の中央線の時刻をチェック!ああ便利になったもんだ。これなら間に合うと急ぎ足で相模湖駅を目指す。相模湖駅までは十数分で到着。

正直あまり期待していなかったのだが、上り下りに変化があり、展望も良く、最後にオプションで船にも乗ったという予想よりもはるかに楽しめた山行でした!

次回の富士山は3.3 陣馬〜高尾    HOME
ところで、家に帰ってからもう一度ネットをチェックしてみると・・・上記の7:34は石老山入口を通過する時刻でした。つまりその8分前に相模湖駅を出発すると言うこと。ちゃんと見ろよ!
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