h18.2.11 滝子山,奈良倉山2
前の富士は先週     サムネイルをクリックすると大きい写真になります  この山に以前登ったのはh17.11

秀麗富岳12景完登に向け、残していた2座はどちらも難敵。ともに登山口からの距離が長く、容易には登れない。なかなか取り組めないでいたが、雪も少なくなったであろう建国記念日の連休に、いよいよそ挑戦の時が来たのだ!前日は22時に就寝、11日は4時起床。今回は日の出に間に合わすつもりは無かったが、八王子から中央道に乗り、5時40分過ぎには大月ICへ。

大月ICを出て直ぐのファミマで甲州街道からどうやって行くのかをチェックした。年配の店員(店長か?)が詳しい地図を見せてくれ、「あ、分かりました。ヤマザキデイリーの横に自販機が並んでいるところがあります。そこを過ぎて、コンクリ工場を曲がればいいんですよ。標識は出ていないので注意してください。」とのこと。
この写真は帰りに撮影したが、この店員さんに聞かなければ絶対に分からなかった。有り難う!








笹子駅から歩いてきた人向けの看板を発見
林道を道証地蔵まで車で行く予定だったが、結局左写真の「車両通行止め」にビビリ車を置き、6:30に歩き出した。

アイスバーン!

6:45 道証地蔵
日は昇っているが、薄暗い道を延々歩く。途中何回か沢を渡る。沢沿いのこの道は水の音が心地よいと感じる人も多いだろうが、TBSラジオを聞きながら歩きたい私をしてはイヤホンを使いながら歩くのが面倒で、そうは感じられなかった。熊のシーズンにはスズが必要だなこれは・・・

赤く染まった山肌を
見る事が出来た。

氷った雪道の横に数十pの
乾いた道。スリル満点
地元の小学生が作った標識がいくつもあった。左下のような大月市の道標もたくさんあったが、この山が地元の人々に愛されている証拠だろうか

「がけに注意」

三丈の滝

氷結してます
7:35 曲り沢峠や大鹿山への分岐
途中立派な滝の脇を通る。
バキ
え、マジ!体重をかけようと思った手すりが折れた。ロープが張られていたり、道幅がほとんど無いところが次々と出現。滝に見とれていると危ないぞこれは・・・

写真だと道が全く
無さそうでしょ

どうにか道が
付いています
8:12 小屋に到着。ゴミが捨てられていたりと人が住む施設ではない。何か作業をしていた跡だろうか?

やっと富士が見えた

大谷ヶ丸への分岐
乾いていた道が雪に覆われ始めてきた・・・
↓この斜面をひいこら登ると八ヶ岳を一眸することが出来た
この斜面を登り切ると左のような大谷ヶ丸への分岐に到着。
あれ、右上にも大谷ヶ丸への標識があったけど・・・
9:05 鎮西ヶ池山頂到着。え、山頂って?

雪道を十数分登ると

道も渇き、空が開けた
9:18 頂上とうちゃーく!しかも一番乗り
べったり汗をかいたシャツを着替え、今日もカップ麺タイム。






頂上からは秀麗富岳12景にふさわしい見事な富士の眺め。(デジ)
ところで写真を撮る際には右写真の枝は邪魔だったのだが、これは何の花だろう。この花が咲いていれば前景として活かすには最適なのだろうが、その季節には富士は霞んでいたりするのかな。自然はカメさんの都合の良いように出来ていないよね。
これはポジ
富士の方向から右回りに撮影。冬枯れしているとはいえ、枝が邪魔だなー
一眼レフでは300mmで五丈岩がはっきり見えた。気合いで背負っていった三脚のお陰で撮影もバッチリ!ポジの出来はご覧の通り

南アルプス

金峰山

八ヶ岳(頂上から)
10:15 十分に満足し、下山開始。

アイゼンを装着!

頂上よりもここからの方が八ヶ岳は撮影し易い
せっかく付けたアイゼンだが、ご覧のように何だか変。案の定、付けてから5分と持たずにズレてきた。せっかく付けたが、これでは役に立たない。先月は巧くいったんだけどなー。











11:50 雪もすっかり無くなり、富士もきれいだ
あれ、でも変だ。こんなに落ち葉がぎっしりの道、行きは通っていないぞ。分岐を間違えたか?曲り沢峠の方から来たっけ・・・
このおかしな決断がさらに傷口を拡げた・・・
急ぎ足だったので、十数分で曲り沢峠に到着。標識を見て、やはり道を間違えたことに気づく。おいおいその前に気づけよ!
ザックからコロッケパンを出し、一息ついて考えてみる・・・
そうか、そもそもさっきの分岐がおかしかったのか。来た道を20分程引き返して、正しい道へ戻ることができた。もう13:05。TBSラジオはもう永六輔小堺一樹に代わってしまった。結局1時間以上ロスしてしまったのだ。とほほ(これって死語?)

左写真を拡大すると・・・
ちゃーんと「←滝道」とありました
14:17 道証地蔵到着。登りより帰りの方がはるかに時間がかかってしまった。
もう、こんな時間だ。どこかで温泉と思っていたが、すぐに汗くさいシャツを着替え、(今日は3枚目!)車で国道に戻る。
そう、11月に登ったときには逆光でよく見えなかった奈良倉山での夕景を撮影するのだ。
ところが、20号は女子高生が楽しそうに歩くのよりも遅い(これ、マジ。たとえ話じゃないよ)くらいの大渋滞!結局大月駅近辺を抜けるのに小一時間かかった。
139号は国道とはいえ岩殿山付近を越えると道も細くなり、ヘアピンカーブの連続する道になるが、夕陽に間に合わすためにも大急ぎで登る。タントよガンバレ!
16:06 松姫峠到着。太陽はこの位置だ。大急ぎで山靴に履き替え、登山開始。

もう日がこんな
に傾いている

あれが目指す
奈良倉山だ

ここが林道から
山道への分岐













16:39 奈良倉山山頂着。ラジオは宮川賢のパカパカがファイナルステージだ。
遠回りした前回と違い、大急ぎで最短距離を歩いたので、わずか30分ほどで着いた。汗を拭き、ザックから取り出したフリースを着込む。そういえば着替えるシャツは持ってこなかった。さすがに夕方を迎え寒くなってきたので、使い捨てカイロを取り出し夕暮れを待つ。
夕焼けはスゴイ色になった!(ポジ)
日没後、小金沢連嶺方面が真っ赤に。
見事な夕景にバッチリ満足し、すでに暗くなった道をヘッドライトを点けてとぼとぼ帰る。朝日の撮影のためにヘッドライトを点けて歩くときは段々明るくなるが、今回は逆だ。(当たり前だっつーの)30分ほどの道だったが随分長く感じた。真っ暗な松姫峠にはタントがぽつんと1台だけ。急いで富士吉田YHを目指して帰る。ハラ減ったなー

翌日の足和田山へ     HOME
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